治療開始から1年、見えてきた変化
治療開始から1年が経過した2026年8月時点で、次のような変化が見られています。
下の歯のガタつきが改善
噛み合わせの改善
いびきの減少
風邪をひいた際の治りの早さ(鼻水などの症状が長引かなくなった)
矯正治療の概要
検査の結果、以下のような状態が確認されました。
上顎前突・過蓋咬合:上の前歯が前方に出ており、噛み合わせが深い状態
口ポカン:常に口が開いた状態が習慣化
異常嚥下:飲み込む際に舌の使い方に癖がある状態
顔貌の左右差:目や頬のラインにわずかな左右差
低位舌による上あごの成長不足:舌が正しい位置に収まっていないことで、上あごが前方へ十分に成長できていない状態
また、保護者の方からは「爪噛みやヒモを噛む癖があるかもしれない」というお話もあり、お口周りの様々な癖が重なっている状態からのスタートとなりました。
治療開始
1ヵ月目:はじめの壁
K1(マイオブレースの初期装置)からスタート。慣れない装置に、夜間装着中に途中で外れてしまうことがたびたびあり、装置が破損してしまう場面もありました。
2ヵ月目:少しずつ慣れてきた時期
朝まで外れずに装着できる日が徐々に増えてきました。途中で痛みが出た際にはすぐにご連絡いただき、来院時に装置の調整を行いました。小さな違和感もそのままにせず、都度対応することで、無理なく継続できる状態を維持しました。
3ヵ月目:初めての変化
噛み合わせが上がってくるなど、口腔内に変化が見え始めた時期です。呼吸の状態にも改善がみられ、ご本人の頑張りが結果として現れ始めました。
4ヵ月目:K2へステップアップ
装置をK2に変更。素材が固くなったことで、再び途中で外れてしまう日もありましたが、根気強く継続していただきました。
6ヵ月目:再びの装置破壊、そして再確認
装置が破損してしまう出来事がありましたが、これを機に「もごもご動かさない」「装着したまま話さない」「しっかり噛んで固定する」といった装着時のポイントを、ご本人・保護者様と改めて確認。ここからK3へ移行しました。
6ヵ月目以降:安定した治療継続
旅行中も装着を継続いただくなど、生活の中に治療がしっかり根付いてきた時期です。もともと苦手だった呼吸のトレーニングや舌のトレーニングも、来院時のチェックでしっかりできていることが多く、確実に力がついてきていることが感じられました。
保護者の方の協力的な姿勢にも支えられ、順調に治療が進みました。
まとめ
装置の破損や装着時間の乱れなど、山あり谷ありの1年でしたが、お子さま自身の頑張りと、ご家族の根気強いサポートによって、着実に成果が出てきています。歯並びの改善はもちろん、呼吸や体調面への良い影響も見えてきたことは、治療を続けてきた大きな励みになります。
治療はまだ道半ばです。これからも一つひとつの変化を大切に、お子さま・ご家族と一緒に治療を進めてまいります。











